先を見越した耐震補強工事をおすすめします

2000年を過ぎてから大きな地震が2回起こっています。どちらも前触れはあったかもしれませんが、確実に予期をするには至っていません。1995年から数えると、合計で3回の大きな地震が起こっています。1995年の地震の時は、震度7が認定された初めて起こった震度7の地震になります。揺れは縦揺れで短時間に大きく揺れました。当時は新耐震基準を満たした住宅は半分ぐらいはありましたが、残りの半分は旧耐震基準しか満たしていない建物でした。耐震基準を満たしていない建物は、いともたやすく倒壊してしまいます。実際に半壊ないしは全壊した住宅の9割が旧耐震基準の時に建てられた建物でした。一戸建て住宅だけでなく、マンションやビルも容赦なく潰れていったのは記憶に新しいのではないでしょうか。

耐震工事が必要な建物とは1981年以前の建物

日本は地震が多い国ですので、数々の震災に対する対策を立ててきました。その一例が五重塔になります。今から1200年ほど前に建築した五重塔はどれだけ大きな地震を体験しても崩れることはありませんでした。現代の耐震補強工事や新築の耐震設計では、五重塔の構造を応用した設計されていることも多いほどです。このように、当時の技術が素晴らしいことも言うまでもありませんが、それほどまでに古くから日本には耐震や免震を重要視してきた国なのです。2011年に続き2016年にも大きな地震が起こっていますので、耐震補強工事を積極的に取り入れる住宅やマンションも増えています。ただ、もともと耐震性の建物もありますので、闇雲に耐震補強工事をすればいいわけではありません。耐震補強工事が必要なのは1981年6月以前に建築された建物になります。

耐震補強工事にかかる費用はどれくらい

では、木造の一戸建て住宅の耐震補強工事をする場合には、どれくらいの費用がかかるでしょうか。一般的に耐震補強工事の情報が出回っている訳ではありませんし、その建物の建てられた時期や大きさ、特徴などによって全く異なってくるでしょう。ですが、平均を出すとおよそ150万円ぐらいになります。ただし、新耐震基準で工事をした人もこの中には混ざっていますので、旧耐震基準の住宅だけで判断をするとおよそ170万円ぐらいになります。では、耐震補強工事を利用している人はどれくらいいるでしょうか。結論から言えば、およそ28パーセントになります。実は、現時点の住宅の8割以上は倒壊する可能性がある、あるいは倒壊する可能性が高い住宅なのです。やがて来る大きな地震に備えて建物の倒壊を防ぐように耐震補強工事をしておくべきです。